【オススメ書評】森永康平『「国の借金は問題ない」って本当ですか?』

オススメ本

こんにちは。

今回は話題の新刊 森永康平著『「国の借金は問題ない」って本当ですか?』の書評をご紹介します。

出典 Amazon

どんな内容?

MMT(Modern Monetary Theory)のことが、初心者にも極めてわかりやすく解説された一冊です。

以前MMTってよくニュースで流れてましたね。でもいまいち何のこと?って感じですよね。

それがこの一冊読むと人に説明できるくらいの知識は十分に付きます。

著者である森永康平氏と、平凡な大学生との対話形式とすべてなっているので、パッと見てすごく読みやすいです。

MMT以外に、「国の借金」「銀行の仕組み」「日本経済の停滞の理由」「税金の意味」なども併せてすごくわかりやすく書かれてます。

イラストも多用されています。

選んだ理由

図書館の新刊コーナーにあったんですが、表紙が漫画みたいですごい手に取りやすかったんです。

こーゆー経済の本って難しそうな見た目の本も多く、敬遠しがちですよね。またよくわからない経済用語もたくさん出てて。(そーゆー本もきちんと読んで社会のことを勉強しなくちゃとは思っているんですが。。)

出版も2022年10月ですので、新刊です。

著者の森永康平さんって今まで知らなかったんですが、森永卓郎氏の息子さんなんですね。どーりで顔が似てる!(でも“親の七光り”でなく、経済学の専門家としてご自身で精力的に活動されているよう。)

読みどころは?

特に、目からウロコだった箇所を抜粋しご紹介しますね。

国の借金の増加は民間の資産の増加

(国民に対する特別定額)給付金も、日本政府が国債を発行し赤字を引き受けることによって、私たち国民の預金が増えて黒字になりました。

p28〜30

先進国は“国の借金”を増やし続ける

日本のような先進国では、“国の借金”を増やし続けるのは普通のことです。

(※同書のグラフによると、アメリカ、中国、インド、イギリス各国の借金が近年増加し続けていることがわかる)

p42

財源以外の税金の役割ってなんですか?

まずは「格差是正機能」です。(中略)所得が多くものすごく豊かな暮らしをする人と、住居や食べるものに困るほど貧しい人の差を、なるべく小さくする機能ですね。

p152

このように、いまいちよく分かっていなかった国の借金や税金に関する裏話が、随所に分かりやすく書かれています。

ちょっと感じたこと

ただし一方で、「MMTが良いものであるという立場」で書かれているので、MMTのデメリットについても知りたかったとも思います。

同書の対象となる層は、私のような「経済のことを勉強しとかないととつねづね思ってるけど、用語が全然わからないから敬遠しがちな」人だと思います。

だから、メリットもデメリットもきちんと書いておく必要はあったのかなとも思います。

だって、初心者には「正しいか間違っているか」判断できないですから。

国の議論には賛成派と反対派が当然いるので、やはりMMTのような国の財政を左右する考えはきちんとその「良し悪し」を国民は把握しとくべきですからね。

まとめ

でもやはり、さながらブログかコミックかを読んでいるかのように大変わかりやすく書かれている本なので、読んで損はしない一冊です。

これなら、ちょっとした電車の待ち時間やカフェでパラパラと気になる所だけ読めそうな感じです。読んでいてストレスはないです。

高校生くらいなら十分読める内容となっています。お子さんへのプレゼントにも良いでしょう。

財政や経済のことを知る上での入門書としてオススメの一冊です。

最後までお読みいただき有難うございました。

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